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メタボリックシンドローム |
メタボリックシンドロームとは
| 近年よく耳にするようになった「メタボリックシンドローム」とは、日本語で「代謝症候群」「内臓脂肪症候群」などと呼ばれ、内臓脂肪型肥満症に加え、高血圧、高脂血症、高血糖のうちの2つ以上を併発した状態のことをいいます。 |
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「最近、どうもおなかがポッコリしてきた」「血圧が上がった」「健康診断で医師から食生活に注意が必要だと言われた」・・・これらに身の覚えのある人は、メタボリックシンドロームである可能性があります。 厚生労働省による平成16年国民健康・栄養調査によれば、40〜74歳でメタボリックシンドロームが強く疑われる人の割合は、男性25.7%、女性10.0%、またその予備軍と考えられる人の割合は、男性26.0%、女性9.6%であり、この年齢層においては、男性で実に2人に1人が、女性では5人に1人がメタボリックシンドロームもしくはその予備軍であるということになります。 |
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内臓脂肪と皮下脂肪
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内臓脂肪の過剰蓄積のおもな原因は、乱れた食生活と運動不足です。 |
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メタボリックシンドロームと生活習慣病との関係
| メタボリックシンドロームは、様々な生活習慣病になる可能性を飛躍的に高めます。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満症に加えて高血圧、高脂血症、高血糖のうちの2つ以上を併発した状態をさしますが、最近の研究から、肥満症、高血圧、高脂血症、高血糖はそれぞれ独立した病気ではなく、互いに影響しあって病状が進行するものであり、そしてその根本原因となるものが内蔵脂肪の過剰蓄積であることがわかってきました。 |
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メタボリックシンドロームの他の特徴としては、動脈硬化がおこりやすくなることがあげられます。動脈硬化とは、血管内で血栓という血のかたまりが詰まり、血管が硬くなって血液の流れが悪くなる状態のことで、さまざまな動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳梗塞など)を発症する可能性を高めます。日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中とされていますが、それらのうち心臓病と脳卒中の2つは動脈硬化によっておこる動脈硬化性疾患であり、メタボリックシンドロームによってそれらの発生確率が高くなるおそれがあります。 |
メタボリックシンドロームの検査と診断
メタボリックシンドロームの検査では、問診、身体測定、血液検査、CT検査、血圧測定などが行われます。 |
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【メタボリックシンドロームの検査とその内容】 |
検査名 |
検査内容 |
問診 |
自覚症状、既往症(過去にかかった病気)、家族歴、生活習慣、現在服用中の薬などについて医師が質問する |
身体測定 |
身長、体重などを測定する |
血液検査 |
血糖値、中性脂肪、HDLコレステロールなどを測定する CT検査 X線により腹部の断面図を撮影し、蓄積された内臓脂肪の面積を測定する |
血圧測定 |
収縮期血圧および拡張期血圧を測定する |
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メタボリックシンドローム診断基準検討委員会による「メタボリックシンドローム診断基準」(2005年4月発表)によれば、日本におけるメタボリックシンドロームの診断基準は、内臓脂肪の蓄積を必須条件とし、それに加えて血圧、血糖、脂質の3つの選択条件の中から2項目以上が該当することとされています。 |
【メタボリックシンドロームの診断基準】 |
必須条件 |
内臓脂肪の 蓄積 |
ウエスト周囲径(へそ周囲経):男性85cm以上、女性90cm以上 (男女ともに、内臓脂肪面積が10cu以上に相当する) |
選択条件 |
血圧 |
収縮期血圧(最高血圧):130mmHg以上 拡張期血圧(最低血圧):85mmHg以上 |
血糖 |
空腹時血糖値:110mg/dl以上 | |
脂質 |
中性脂肪値:150mg/dl以上 HDLコレステロール値:40mg/dl未満 |
メタボリックシンドロームの治療と予防
| メタボリックシンドロームの治療法としては、食事療法、運動療法、生活習慣の改善があります。 中でも食事療法と運動療法は、メタボリックシンドロームの治療と予防の中心になります。 |
メタボリックシンドロームの治療と予防において最も重要なのが食事療法です。過食はメタボリックシンドロームの大敵です。食べ過ぎは避けましょう。 次に脂肪分、塩分、糖質などの取りすぎに注意し、健康的でバランスの良い食事、具体的には、肉類中心の欧米的な食事スタイルではなく、野菜中心の日本的な食事スタイルをこころがけましょう。 また、食べる時間帯や食生活サイクルの改善も重要です。 1日3食、朝昼晩に規則正しく食事をすることをこころがけましょう。 |
一般的には、食事療法とともに運動療法も行われます。メタボリックシンドロームの原因である内臓脂肪は、皮下脂肪に比べ、運動によって減少しやすいという性質があります。また、運動には肥満の解消というだけではなく、血糖値の低減、ストレス解消といった効果もあります。 具体的には、20分以上の有酸素運動を行います。例としては、軽いジョギング、ウォーキング、サイクリング、エアロビクスなどがあげられます。 しかしながら、無酸素運動(激しい運動)では、内臓脂肪はあまり減少しないため、メタボリックシンドロームの治療としては不向きです。 運動療法は、かならず医師の指導のもとで行いましょう。 |
メタボリックシンドロームの治療と予防には、生活習慣の改善も大切です。とくにタバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、高血圧や動脈硬化を促進するので、メタボリックシンドロームや関連疾患を悪化させる原因となります。禁煙をこころがけましょう。 他にも飲酒やストレスは高血圧の原因になるので、適度な飲酒をこころがけ、また普段からストレスをためないように工夫しましょう。 |
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| ※治療に当たっては、必ず専門医(内科、内分泌代謝内科、循環器科など)にご相談ください。 |











メタボリックシンドロームの他の特徴としては、動脈硬化がおこりやすくなることがあげられます。動脈硬化とは、血管内で血栓という血のかたまりが詰まり、血管が硬くなって血液の流れが悪くなる状態のことで、さまざまな動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳梗塞など)を発症する可能性を高めます。日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中とされていますが、それらのうち心臓病と脳卒中の2つは動脈硬化によっておこる動脈硬化性疾患であり、メタボリックシンドロームによってそれらの発生確率が高くなるおそれがあります。

メタボリックシンドロームの治療と予防において最も重要なのが食事療法です。
一般的には、食事療法とともに運動療法も行われます。
メタボリックシンドロームの治療と予防には、生活習慣の改善も大切です。