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頻尿

 

頻尿とは

  
 頻尿とは、排尿のためにトイレに行く回数が増えることをいいます。頻尿は男性よりも女性に多く見られ、症状例としては「急に尿意をもよおし我慢ができない」「尿が出にくく残尿感がある」「トイレに行ったばかりなのにすぐまた行きたくなる」「夜中にトイレに行きたくて目が覚める」などがあります。
 頻尿の診断としては、日中に8回以上トイレに行く/夜間・就寝中に1回以上トイレのために目が覚める場合に頻尿と診断されることが多いようです。一般的には、日中にトイレに行く回数は4〜7回程度、1回の排尿量は200ml〜300ml程度、1日の排尿量は800ml〜1500ml程度が平均とされているようです。
急にトイレに行きたくなる

 

頻尿の症状

  
排尿困難 頻尿の症状としては、昼間頻尿や夜間頻尿のように排尿の回数が増えるものや、排尿困難、残尿感、排尿量の減少などがあります。
 具体的な症状については、以下の通りです。

 頻尿の症状

名称
特徴
昼間頻尿
日中の排尿回数が増加する(8回以上)
夜間頻尿
夜間、就寝中に1回以上トイレのために目が覚めてしまう
排尿困難
排尿時に尿の出や切れが悪くなり、排尿が困難になる
残尿感
排尿の終了後にまだ膀胱内に尿が残っているような感覚を持つ
排尿量の減少
一回あたりの排尿量が減少し、その結果としてトイレに行く回数が増える
排尿時の痛みや違和感
排尿時に尿道や膀胱などに痛みや違和感を覚える
 
頻尿
 

頻尿の原因

 頻尿の原因は、加齢、水分の過剰摂取、細菌の感染や炎症などがあります。
 具体的な原因は、以下の通りです。
   

 頻尿の原因

名称
特徴
加齢
加齢により、膀胱の硬化や腎臓の機能低下が起こる(腎臓は尿を生成する器官)。また、加齢により抗利尿ホルモン(尿量を減らすホルモン)が十分に分泌されなくなる。
水分の過剰摂取
過剰に摂取された水分を排出するために、排尿の回数が増加する。
細菌の感染・炎症
細菌の感染により起こる、尿道炎・膀胱炎・前立腺炎などの炎症性の疾患。強い尿意を感じ、排尿回数が増える。また排尿時の痛みや下腹部痛などが起こる。
過活動性膀胱
膀胱の筋肉が不随意に収縮する病気。女性に多く見られる。
心因性頻尿
精神的な原因から起こる頻尿。緊張すると尿意をもよおすというのと類似の現象。
前立腺肥大症
中高年男性に多く見られる。膀胱〜尿道にある前立腺の内側に加齢による腫瘍が発生し、肥大化した前立腺が膀胱や尿道を刺激する。その結果、尿の切れが悪い、尿の勢いが落ちる、トイレに時間がかかるなどの現象が起こる(前立腺肥大症についてはこちら)。
 

頻尿の診断

 頻尿の診断は、主に問診と尿検査によって行われます。その他にも、超音波検査を行う場合もあります。
 具体的な診断については、以下の通りです。

 頻尿の診断

名称
特徴
問診
自覚症状、きっかけなどについて医師から質問される。
尿検査
尿の状態を調べる(成分・性質・血球の有無・細菌の有無など)。泌尿器科の診断の基本となるもので、泌尿器系の多くの病気の診断を行うことができる。細菌や炎症が原因である頻尿の場合は、尿検査により診断が下されることが多い。
超音波測定
超音波を用いて、尿道や腎臓などの状態を確認する。
夜間頻尿
 

頻尿の治療

 頻尿の治療方法としては、薬物療法、骨盤底筋体操、膀胱訓練、排尿日誌などがあります。
 具体的な治療方法については、以下の通りです。

 頻尿の治療

名称
特徴
薬物療法
抗コリン薬:膀胱の収縮を抑え、尿の排出をスムースにする。
抗生剤:炎症や細菌を抑える。
骨盤底筋体操
女性向け。膣や肛門を締める/緩める体操を行うことで、尿道や骨盤底筋などの筋肉を強化し、排尿の助けとする。具体的な方法は、余計な力を抜き膣と肛門を5秒ほど締めその後緩める動作を5〜10分ほど行う。日常生活の中でも行うことができる。

※骨盤底筋体操については、気になる病気「尿失禁」にも説明があります(尿失禁についてはこちら)。
膀胱訓練
尿意を感じてもすぐにトイレに行かず我慢をすることにより、膀胱を拡張し膀胱の機能を回復する。
排尿日誌
1日から3日程度、自身の排尿の記録をとる。具体的には、排尿の時刻、排尿量、水分摂取量、起床・就寝時刻、尿意の強さ、尿漏れの有無などを記録する。医師との問診や膀胱訓練を行う際にも有益となる。
骨盤底筋体操


膀胱訓練

※治療に当たっては、必ず専門医(泌尿器科)にご相談ください。
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