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C型肝炎 |
C型肝炎とは
C型肝炎は肝臓の病気です。肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。一般的に肝臓には、生きていくために必要な機能の3倍から4倍の能力があるといわれています。この能力を肝臓の予備能と呼びますが、この予備能があるために、重症化するまで自覚症状の現れないケースが多くあります。肝臓が「沈黙の臓器」といわれるゆえんはここにあります。このことを正しく認識し、症状がない場合でもきちんと検査をして病気を早く発見することが大切です。 平成13年(2001年)3月に厚生労働省から公表された「肝炎対策に関する有識者会議報告書」では、我が国のC型肝炎持続感染者(キャリアと呼ばれます)は、100万人から200万人と推定されています。推定となっているのは、自分自身が感染していることを自覚していない人が多いためです。また、近年ではC型(慢性)肝炎から肝硬変や肝がんへ移行することがあることも知られています。 |
C型肝炎の特徴 |
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C型肝炎の原因
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C型肝炎の症状は
C型肝炎は、A型肝炎やB型肝炎に比べ、急性期の自覚症状が少なく、C型肝炎ウイルスに感染していても症状がない場合が多くあります。一般的に症状が重いとされる急性肝炎の場合でも自覚症状がみられる人は2〜3割程度です。自覚症状としては、全身倦怠感に引き続き食欲不振、悪心(おしん)・嘔吐(おうと)などの症状が現れることがあります。さらに、黄疸(おうだん)が現れることもあり、黄疸以外の症状として、肝臓の腫れ上がる症状(腫大)がみられることもあります。 C型肝炎ウイルスに感染すると、多くの人が慢性肝炎になるといわれていますが、感染してもはじめのうちは症状がでないことが多いため、健康診断や他の病気にかかったり、献血の時などの血液検査で、感染を知る人がほとんどです。 また、一度急性肝炎で発症し、いったん治ったように見えて再び活動性を持って症状を現したり、感染してから10年〜20年もの長い期間が経って後に症状が現れて、診断を受けた時にはすでに肝硬変になっていたということも珍しくありませんので、早期発見・早期治療が重要になります。 |
C型肝炎の検査
C型肝炎の診断のための検査は、血液検査で行うことができます。ほとんどの病院や診療所でこの検査が可能です。血液検査では、C型肝炎ウイルスの抗体を調べ、C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを判定します。また、肝臓の細胞が壊れたときなどに血液中に放出される肝臓の酵素であるALT(GPT)やAST(GOT)などを調べ、肝臓の状態を確認します。 |
検査項目 |
基準値(参考値) |
この検査でわかること |
ALT(GPT) |
5〜40単位 |
肝細胞の破壊によって数値が増加する酵素。基準値より高くなるほど損傷の程度がひどくなります |
AST(GOT) |
10〜40単位 |
| なお、肝炎がどこまで進行しているかをみるためには、肝生検という検査(肝臓に針を刺し組織を採取して、その組織を顕微鏡で見て診断)が行われます。 血液検査や画像診断が進歩してきたため、肝生検が必要なケースは減ってきましたが、確定診断を行うときには肝生検が用いられます。 この検査は、麻酔を使って行いますので痛みはありませんが、肝臓に傷をつけるため、検査後は安静にしていることが必要になります。 |
C型肝炎の検査を受けたほうがよいとされている人 |
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| 厚生労働省「C型肝炎について」より |
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【精密検査】 |
| C型肝炎ウイルス抗体が陽性であることが分かったら、C型肝炎に詳しい医師による精密検査が必要です。C型肝炎ウイルス核酸検査(主として血液を用いて体内のウイルス量を調べる検査)を受け、「現在ウイルスに感染している」のか「過去にウイルスに感染したことがある(感染既往といいます)」かを判別します。 同時に血液中の肝酵素(ALT)を測定します。肝臓に炎症があると、ALT値が上昇します。検査の結果、慢性肝炎と診断された場合には、治療が必要になります。 |
【肝機能検査が正常値の場合】 |
| C型肝炎ウイルスに感染していても肝機能検査が正常の場合があります。C型肝炎の患者さんの肝酵素(ALT、AST)値は変動しますから、ある時は正常値、またある時は異常に値が高いという場合があります。慢性肝疾患があっても1年以上、肝酵素値が正常の人もいます。 肝酵素値が正常範囲内であれば、3〜4ヶ月ごとに肝酵素値を再検査するとよいでしょう。肝酵素値が正常範囲を維持するようであれば、6〜12ヶ月に1回程度の検査で十分かもしれません。肝機能検査が正常な場合の検査の間隔等は、主治医の指示に従ってください。 |
C型肝炎の治療
| C型肝炎と診断された場合、インターフェロンと呼ばれる抗ウイルス剤の注射や肝臓を守る(庇護する。「ひご」と読みます)薬などでの治療が行われます。 |
インターフェロンとは |
インターフェロンは、肝細胞に直接働いて、ウイルスの増殖を防ぐと考えられており、平成13年(2001年)8月時点で、C型肝炎治療に関して健康保険が適用されている唯一の抗ウイルス薬です。ウイルスの遺伝子型、量、肝炎の病期などを適切に選択することによって、ウイルスの排除、あるいは肝炎の症状軽減や進行を遅延させることができます。 |
効果 |
インターフェロンによりC型肝炎ウイルスの排除(治癒)に成功するのは、全体では100人中約30人とされています。 インターフェロンは、ウイルスの遺伝子型や量によって効果に差がありますが、効果があった場合、繰り返し治療を行うことも可能です。 |
副作用 |
治療開始後すぐ、多くの患者さんに、インフルエンザにかかったときのような症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感、食欲不振等)がみられます。しかし、これらの副作用は治療を続けていくと軽くなっていきます。 なお、特に注意すべき副作用として、1〜2%の患者さんに「うつ状態」が現れることがありますので、治療は主治医とよく相談しながら行うことが大切です。 |
副作用を軽減する方法 |
どのような副作用が出たかについて、担当医に詳しく話すことが大切です。 副作用の一部は、インターフェロンを夜に投与したり、減量したりすることによって、減らすことができます。また、インフルエンザのような症状は、鎮痛解熱薬を投与することによって軽減できます。 |
リバビリン |
インターフェロン単独での有効率は平均すると約30%ですが、欧米では抗ウイルス剤であるリバビリンという薬と併用することにより約35〜45%の有効率を示すといわれています。 平成9年(1997年)からリバビリンとインターフェロンの併用療法の臨床試験が始められ、平成13年(2001年)11月21日、厚生労働省の承認に至りましたので、今後、C型肝炎の治療において用いられることになります。 |
ペグインターフェロン |
作用が持続するインターフェロンとして、国内においても臨床試験が行われています。通院回数などの患者の負担の軽減やインターフェロンの効果の向上が期待されていますが、有効性・安全性が確認され、所定の手続きを経て、治療において用いられるようになります。 |
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インターフェロンなどの抗ウイルス療法で効果がみられない場合、あるいは副作用などによりインターフェロンを使用できない場合に、抗炎症療法によって肝炎の進行を遅らせる治療が行われます。 この治療には、グリチルリチン・グリシン・システイン配合剤(強力ネオミノファーゲンシー)の注射、ウルソデオキシコール酸(通称:ウルソ)の内服などがあり、肝がん等の発生を抑制、遅延させる効果が期待されます。 |
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| 体調を維持するために |
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| 合併症を予防するために | C型肝炎にA型肝炎やB型肝炎を合併すると、さらに肝臓に対する負担が大きくなります。 C型肝炎ウイルスに感染する可能性の高い人は、他の型のウイルスにも感染する可能性が高いと考えられていますので、C型肝炎ウイルスに感染している人はA型肝炎及びB型肝炎のワクチン接種が有効とされています。 |
| 他の人への感染を予防するために |
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| ※治療に当たっては、必ず専門医にご相談ください。 |






C型肝炎は肝臓の病気です。肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。一般的に肝臓には、生きていくために必要な機能の3倍から4倍の能力があるといわれています。この能力を肝臓の予備能と呼びますが、この予備能があるために、重症化するまで自覚症状の現れないケースが多くあります。
C型肝炎の原因は、C型肝炎ウイルスです。C型肝炎ウイルスは、感染している人の血液が他の人の血液内に入ることによって感染します。
C型肝炎は、A型肝炎やB型肝炎に比べ、急性期の自覚症状が少なく、C型肝炎ウイルスに感染していても症状がない場合が多くあります。
C型肝炎の診断のための検査は、血液検査で行うことができます。ほとんどの病院や診療所でこの検査が可能です。
インターフェロンは、肝細胞に直接働いて、ウイルスの増殖を防ぐと考えられており、平成13年(2001年)8月時点で、C型肝炎治療に関して健康保険が適用されている唯一の抗ウイルス薬です。